07.08.2006
朝鮮初級学校の男児が自転車の男にたたかれる
大阪からの報告によると同種事案はもっと多く報告されているとのこと。拉致問題の際は、通行人から、朝鮮学校の女生徒が洋服をカッターで斬りつけられたり、殴られたり蹴られたりという事件も多発した。
6歳の子どもに何の罪があるのか、市民レベルで憎み合うことはやめるべきだ。彼らだって北朝鮮政府の被害者だと思わないのか。こういう政治問題を市民レベルにスライドして考える思考法がテロへと繋がるように思う。
朝鮮初級学校の男児が自転車の男にたたかれる 大阪
朝日2006年07月06日
6日午前8時20分ごろ、大阪市生野区田島2丁目の路上で、生野朝鮮初級学校1年の男児(6)が、自転車で近づいてきた男にすれ違いざまに平手で首の後ろを1回たたかれた。男児にけがはなかった。男はそのまま逃走した。生野署は暴行事件として捜査している。
調べでは、男児は制服姿でランドセルを背負い、同じ学校に通う6年生の姉と一緒に集団登校の集合場所にいた。男は40歳くらいで、ピンク色のカッターシャツに黒色のズボンだった。
同校の李英敏校長は「ここ数年、児童を狙った暴行事件は起きていなかった。昨日の(北朝鮮ミサイル発射の)影響と思わざるをえない」と話している。
6歳の子どもに何の罪があるのか、市民レベルで憎み合うことはやめるべきだ。彼らだって北朝鮮政府の被害者だと思わないのか。こういう政治問題を市民レベルにスライドして考える思考法がテロへと繋がるように思う。
朝鮮初級学校の男児が自転車の男にたたかれる 大阪
朝日2006年07月06日
6日午前8時20分ごろ、大阪市生野区田島2丁目の路上で、生野朝鮮初級学校1年の男児(6)が、自転車で近づいてきた男にすれ違いざまに平手で首の後ろを1回たたかれた。男児にけがはなかった。男はそのまま逃走した。生野署は暴行事件として捜査している。
調べでは、男児は制服姿でランドセルを背負い、同じ学校に通う6年生の姉と一緒に集団登校の集合場所にいた。男は40歳くらいで、ピンク色のカッターシャツに黒色のズボンだった。
同校の李英敏校長は「ここ数年、児童を狙った暴行事件は起きていなかった。昨日の(北朝鮮ミサイル発射の)影響と思わざるをえない」と話している。
「一時、パニックに」 大阪に着いた朝鮮高級学校の生徒
朝日 2006年07月06日
日本政府の制裁措置で入港が禁止され、新潟西港沖に停泊していた万景峰(マンギョンボン)号は、5日午後に入港。北朝鮮への修学旅行から帰った大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)の生徒ら乗客209人の下船が人道的配慮から許可された。同校生たちはバスで6日午前0時半過ぎに大阪に着き、家族らに迎えられた。女子生徒(18)は「帰れないかと思った。船内ではテレビを見せてくれず、生徒は一時パニック状態だった。帰ってこられてうれしい」と話した。
保護者によると、生徒たちを待つ間に朝鮮学校関係者と知った通行人から「おまえら帰れ」などと言われたといい、報道陣とももみあうなど緊張した空気だった。
朝日 2006年07月06日
日本政府の制裁措置で入港が禁止され、新潟西港沖に停泊していた万景峰(マンギョンボン)号は、5日午後に入港。北朝鮮への修学旅行から帰った大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)の生徒ら乗客209人の下船が人道的配慮から許可された。同校生たちはバスで6日午前0時半過ぎに大阪に着き、家族らに迎えられた。女子生徒(18)は「帰れないかと思った。船内ではテレビを見せてくれず、生徒は一時パニック状態だった。帰ってこられてうれしい」と話した。
保護者によると、生徒たちを待つ間に朝鮮学校関係者と知った通行人から「おまえら帰れ」などと言われたといい、報道陣とももみあうなど緊張した空気だった。
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Comments
幼い子どもに暴力を振るうなんてあってはならないことだと思います。たとえ、北朝鮮のミサイル発射に腹を立てているからと言ってそんな卑怯なやり方で、自分のうっぷんをぶつけるようなやり方は同じ人間として許せません。
感情や怒りの矛先を転換させるほどの
悲劇はないのに。
ホテルルワンダ思い出しました。
ほんとこれ以上こういうニュースがないといいのですが...。煽り続ける人たちは、こういう影響は考えたことあるのだろうか。
このニュース、こちらで拝見して腹が立ってたまりませんでした。何の罪もない子どもにこんなひどいことをする人はほんとに許せないと思ったのですが、この日の新聞を見たら愛知県でも同じことが起きてました。
中等部の13歳の男の子が登校中に、前から来た中年の男に「朝鮮人死ね!」と言われてあごを拳で殴られた、というのです(WEB版はありませんでした)。男はそのまま立ち去り、男の子にけがはなかったと新聞に出てましたが、そりゃ「けが」があったらもっと大変ですけど、怪我がなかったからいい、って問題じゃないですよね。
外国の政府の問題のために、この国にいる何の関係もない子どもたちが被害を受けるということが、本当に日本人として恥ずかしいです。
それ酷すぎますね。あごを拳で殴られてけががないという報道もどうかと思いますけども...。こういう事が市民レベルでの日本人への不信・恨みへと繋がっていくんでしょうね...。
このような人種差別的暴力的行為を引き起こすというだけでも、私は北朝鮮に対する「経済制裁」の実行には賛成できないです。ついでに言えば、この場合、暴力を導くはたらきをする「制裁」という言葉を使うことにも反対したい気分です。
私も同感です。いきなり「制裁」という言葉を用いたことには非常に疑問を感じます。「経済制裁」の持つ国際法的意味を分かっていて使っているのなら、「もって撃て」といっているとしか理解できない行為だと思います。それは宣戦布告に等しい行為です。もちろん、日本が北朝鮮に本当の「経済制裁」を与えられる、そこまで経済的影響力を発揮できるとは思えませんけども。丁度今、「アメリカも米国と交渉したかったんだろうなぁ」ということをアメリカが発表してますね。そりゃそうです。合理的(正しいと言う意味でなく)な理由なくミサイル撃つわけないです。日本政府の北朝鮮きちがい「脅威」論は返答に困っちゃってますね(^^)
http://www.asahi.com/international/update/0705/014.html
ある意味、こうした民衆レベルの卑劣な事件も「テロ」と同じ行為といわれても否定できないのではないでしょうか。
報道として伝えられるのは、ほんの一部だけで、実数は数え切れないほどの嫌がらせや暴力行為があると思われます。
国家間の対立を、市民レベルの憎しみ合いにまで引き下げてしまっている原因は、差別感情を解消することのできない政府の対応の不適切さ、そしてマスコミのあおりたてる報道にあると思います。
こんばんわ、私が書いたのは確かに一部ですね。朝鮮学校 愛知で検索するともっとたくさんの事案が出てきます。また2ch系のこの手の事件報道への中傷をみると、その蔑みたるや想像を絶します。同じ感覚をもつ人間とは思えません。どうしてここまで残酷になれるものか理解できません。
こういうニュースを聞くと本当にやりきれない、怒りと悲しさでいっぱいです。初級学校の男の子が被害にあった場所は家からも歩いてもいけるほど近いです…。
一生彼はこの日のことを忘れられないでしょう。それを思うと泣けて仕方ないです。
けがとかそういうことではなく、彼の(そして他の地方でも被害にあった人々も)心の傷が癒えるよう、恐怖から立ち直れるよう、そしてまた同じような被害を出さないようにしていかないと…。
できることから始めましょう。
>国家間の対立を、市民レベルの憎しみ合いにまで引き下げてしまっている原因は、差別感情を解消することのできない政府の対応の不適切さ、そしてマスコミのあおりたてる報道にあると思います。
Joedenさんのこの二つの指摘に賛同します。
「朝鮮初級学校の男児が自転車の男にたたかれる」という事例も、政府がそのような暴力を批判する声明を出すべきだし、報道機関はそのような暴力が許されないことを広く伝えるべきだと思います。そのようにできない政府や報道機関に存在意義はないとすら思います。
また、ちょうどW杯決勝戦でフランスチームのジダンがイタリアチームのマテラッツィから投げかけられた人種差別的暴言がジダンの頭突き行為によって報道の対象になっている今、人種差別感情が社会を破壊することがもっと一般の人に具体的に理解されなければならないのですが。日本では特に。
在日朝鮮の人への差別が激しいであろう大阪からこういう発言が聞けるとほんとにホッとしますね。私も実家が大阪なもので大阪の雰囲気は分かります。一緒にできることから始めていきましょう。
>村野さん
いつもコメントありがとうございます(^^)
ちょっと今教育基本法と国民投票法案についての原稿を書くことになり、つらつら調べながら書いているところです。ひととおり完成したらブログにも載せてみようかなと思っています。またご感想いただけると嬉しいです。
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