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Sat.

10月17日 日弁連「特例高金利」と「利息制限法の改悪」の阻止を求める1000人パレード

 存在する全ての弁護士で構成される日本弁護士連合会が金利グレーゾーン問題で国会前で大規模なパレードをする。もちろんグレーゾーン撤廃、金利引き上げ反対のパレードだ。

  「特例高金利」と「利息制限法の改悪」の阻止を求める1000人パレード

期 日 2006年10月17日(火)

決起集会 午前11時 日比谷野外音楽
堂開場午前10 時45 分)

東京メトロ丸の内線「霞ヶ関駅」下車B1a 出口より徒歩約3 分

パレード出発 午後0時 日比谷公園霞門

解 散 午後1時 永田町付近

 弁護士などにしか案内をしていないかもしれないが、弁護士でない方ももちろん一緒に入ってもらって不都合などあるはずもないだろう(日弁連が宣伝しないので、一会員の私が宣伝しておきます)。
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 この仕事をしていると、サラ金って本当に酷いと感じる。
 サラ金の狙うターゲットは主に、新社会人たちだ。学生でもなく、かといって成熟した金銭感覚もない若者たちは、高金利で首が回らなくなるとまだ親の「ひも」がくっついているため、大抵は親が驚いて払ってしまう。
 また、たまにCMで出てくるお茶の水博士のようなTAPALS博士をイメージキャラクターに使う消費者金融連絡会(旧六社会。武富士・アコム・プロミス・アイフル・レイク(GEコンシューマーが買収済み)・三洋信販(ポケットカード)で構成)の内規で収入金額に相応して貸付限度額を決めている(本当は貸金業規制法に盛り込む予定だったが、貸金業協会の圧力を受けた貸金どっぷり議員たちの反対によって法律から外された。)。これは収入から見て明らかに返済不能になる金額を貸し付けないこととするためである。しかし、実態はとんでもないことになっている。
 以下は実際に私が扱ったケースであったことだ。ある新社会人Aがプロミスから50万円を借りようとした。Aの収入金額から算出した貸付限度額は30万円。とうぜんプロミスは貸してはいけない。破綻することが目に見えているからだ。ところが、プロミスは限度額一杯の30万円を取りあえず貸付るので、それをすぐにATMで返済しなさいと指導していた。この方法をとることによって、一旦貸し付けた金額の全額が「返済」されたことになり、別基準で貸付限度額がアップする仕組みだ。
 実際には、返済じゃない、架空のお金の移動でしかない。それにもかかわらず、Aは借りた金をきちんと返済した人ということになり、限度額が拡がり50万円の借金を得てしまったわけである。Aがその後どうなったかは、弁護士のところに来ているのだから想像がつくだろう。
 私は取り立ての現場に駆けつけたこともある。私が依頼者の娘さんから「助けて」と呼ばれ駆けつけたときには、取立人がこたつの上に両足をあげ、泣きじゃくる20代の娘さんと、30年間生真面目に商売を続けてきた両親が正座する前で茶をすすっていた。一般の人は驚くかもしれないが、その場には娘さんが呼んだ警察官もいた。
警察は当時(といっても5,6年前のことだが)、この手の事件について全く動こうともしていなかったのだ。警察官は私に言った「だって借りたんだからしょうがないじゃないですか。殴ったりしないようにとは言いましたよ」
 六社会が現在のようになってからはあまりこのようなあからさまな取立は見あたらなくなってきたものの、発覚したアイフルの事例があるように、実際には地方での実情がどうなっているのか私にはよく分からない。

 このサラ金の「成長」は、大手都市銀行の「寄与」が大きい。
 日本の高度成長を支え、一生懸命に生きてきた中小企業の経営者は、バブル崩壊によって取引先を失い、軒並み窮迫状況に陥った。しかし、バブル責任の張本人である大手銀行は、貸し渋りとゼロ金利政策で生き残った。小泉・竹中・中坊公平らが行った不良債権回収政策によって、銀行は中小企業から、わずかな運転資金をむしり取り、貸し渋りによって取引を拒否し、日本の中小企業の多くが消えた。さらに銀行は市民から低利で預金を受け、その預かった金をサラ金につぎ込み、サラ金が高利で市民からさらに金をむしり取る。こうやって銀行は生き延びたのだ。
 さらに、銀行はサラ金と提携を始める。もともと銀行は、一般消費者個人に対する貸付をしたかったが、顧客データがなく失敗し、(個人情報にうるさい今では信じられないだろうが)サラ金からテラネットという機関をつくり個人データ(ブラック情報でなくホワイト情報らしいが)一件数百円で買い取っていた。銀行の思惑とクリーンイメージが欲しいサラ金の利害が合致し、積極的にサラ金と銀行とは業務提携していき、今のようなサラ金全盛の時代ができあがってしまったのだ。
 また、CFJ(シティグループ)、レイク(GE)のように米国金融に買収された外資系金融業者の利権を守るために今回のグレーゾーン問題についてアメリカによる自民党議員への圧力がかけられていることは隠されてもいない(■1日本で報道しないだけだ)。

 最近になって、高利の借金苦による年間自殺者は約8000人に上るとの報道があった。生命保険をサラ金にかけられ、返済のために自殺するのだ。そこには、日本の高度成長を支え真面目に働き詰めたおじさんおばさんたちがたくさんいることだろう。
 日本の経済の特徴は、大企業の存在よりも、戦後の復興を支えてきた数多くの中小企業の存在にあった。
 今日本の景気が上向きであると言われる。でもそれは大企業中心で、そこから下には落ちてこない。OECD貧困率1位で圧倒的大企業を持つアメリカの経済格差は、支配層とワーカー層が教育の段階から区別される「生まれによる格差」(■2)であり、2位の日本の格差は「賃金格差」が原因といわれる。しかし、「教育段階での格差」を導入し、「広い中流階級」を生んでいた中小企業は失われ、この国は「生まれによる格差」と「賃金格差」という二重の格差にはまり込んでいくことになる様に感じる。
 グレーゾーンを無くし、高金利を無くし、死に行く真面目な人を無くすのはきっと今が最も好機だ。平日の午前中という、仕事持ちには極めてデンジャラスな時間帯だが近所で働いている皆さん、お昼時参加・見物してみては。

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■1アメリカの貸金業団体であるFinancial Services RoundtableとFinancial Services Forumが、それぞれ与謝野金融担当相と加藤駐米大使に上限金利引き下げに反対する書簡を送り圧力をかけている(ろーやーずくらぶ)。
■2「超・格差社会アメリカの真実」小林由美著 日経BP社
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Comments

# トラックバックありがと
「日弁連が宣伝しないので」とありますが、ちゃんと宣伝していま~す\(^o^)/。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/061017.html
by: 増田尚 | 2006/10/07 23:51 | URL [編集] | page top↑
# >増田さん
おお、これは失礼しました!
訂正しておきます。

ああ、増田さんの名前見て来週の仕事思い出してしまった....。
by: DANZO | 2006/10/08 00:09 | URL [編集] | page top↑
# 隣人の幸せが自分の幸せにつながる。
DANZOさん こんにちは。
秋晴れで・・・今日は地域のお祭りです。そろそろ家の前にお神輿がやってきます・・・。
消費者金融のことは詳しくないので多くの自殺者がいることなど驚くことばかりです、それも保険に加入させておいて・・・。先日の国会で質問者の野党議員が「今国会の目玉は利息制限法である」的な発言をされたように記憶しています。私たちの生活に大きな影響がありますね・・・これからもよろしくお伝えください。

来週、地元の弁護士さん(先輩)を囲んで「共謀罪学習会」があります・・・多くの人に参加してもらいたいです。ではでは。
by: こば☆ふみ | 2006/10/08 14:48 | URL [編集] | page top↑
# こば☆ふみさん
こんばんわ。今日はいい天気でしたね-。ほんと。
私のブログは平和関係以外はあまり扱わないのですが、たまにはいいかなと思って記事にしてみました。今後もちょこちょこ書いてみようかなと思ってます。来週早々、普通の分譲マンションにいきなり暴力団事務所を作り上げた暴力団組長の反対尋問をすることになっており、これなんか面白いかもしれませんね。マンションに住む人なら誰でも可能性のあることですから。まさに「隣人の出来事」です。

 共謀罪、本当に何のためにつくるのか意味不明な状態になってきましたね。私もあちらこちらで小さな学習会に呼ばれます。以前よりも多くの方が興味を持ち始めているのを感じますね。
 ではでは。
by: DANZO | 2006/10/09 01:30 | URL [編集] | page top↑
# 競争という言葉の説明をして方が誤解がないのでは
 競争を否定していないみたいですが、僕も諸企業の私有財産を認めた(注:所有権・経営権の法的所在については経営者を含む現場の勤労者とすべき)上で、自由でルールある市場経済社会を実現せねばならないと強く信じています。

 こうした諸企業の私有財産を法的にも実態的にも認める、自由でルールある市場経済社会における消費者のための諸企業間の切磋琢磨を「競争」というのであれば賛同致します。

 しかし、例えば、受験における競争試験のような「競争」は資格試験へ移行すべきではないでしょう
か。

 さらに、労働条件における相対評価「競争」は透明化を高めた上で、客観基準で評価すべきではないでしょうか。

 現時点では成果主義と相対評価と非正規雇用の組み合わせで最悪の事態であり、当面は正規雇用、終身雇用、年功賃金、相対評価の廃止、総額人件費増額へ向けた労働、政治運動が必要ではないでしょうか。

 諸企業の勤労者が株主、出資者、専門経営者から所有権、経営権を中心とする決定権を取り戻す構造改革が日本社会を一新する政権交代論・民主主義運動の軌道である、と考えます。

 「一個の人間としては微力でありますが、決して無力ではない」と、歴史社会における人間・個人のインディペンデントなクリエイティヴィティを認識し、常日頃、日本国を革新・是正する正論を生き、働き、闘ってていこう、と強く信じております。
し、
by: 東西南北 | 2006/10/15 12:13 | URL [編集] | page top↑
# >東西南北さん
こんにちわ。いつもTBありがとうございます。
おまけに勝手にリンクしてしまいました(^^)
できれば、2つ上の記事にコメントをいただけると嬉しいのですが(^^)

「受験競争でなく資格競争を」、フランスなどの例のことですね。評価の客観化も資格競争化も、ここまでミクロな点は、まだ私も考えがまとまっていません。
経営者でない一人一人の個人が「インディペンデントなクリエイティヴィティを認識し、常日頃、日本国を革新・是正する正論を生き、働き、闘ってていこう」、そう思えたらこの国はきっと変わることができると私も思います。
またコメントお願いしますね。
by: DANZO | 2006/10/15 16:22 | URL [編集] | page top↑
# 洋食器
by: | 2008/11/01 05:33 | URL [編集] | page top↑

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